• 検索結果がありません。

【大阪ガス】据置:AA p/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 17d0055

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "【大阪ガス】据置:AA p/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 17d0055"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

1/ 2

http://www.jcr.co.jp/

17- D- 0055 201 7 年 4 月 2 0 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

大阪ガ

株式会社

(証券コード:9532)

【据置】

長期発行体格付 AA+p

格付の見通し 安定的

■ 格付事由

(1) 近畿 2 府 4 県を供給区域とする業界 2 位の都市ガス会社。原料調達から販売までを一貫して手掛けるガス

事業をコア事業としつつ、電力事業や海外エネルギー事業、ライフ&ビジネスソリューション事業などに

収益源が分散されている。また、高い原料調達力を活かして一部の電力会社や都市ガス事業者への L NG

供給も手掛ける。17 年 3 月に発表した長期経営ビジョンでは、国内事業に加え、海外事業を拡大するこ

とで 30 年度の経常利益を 17 年度比 3 倍程度に拡大する目標を掲げている。

(2) 17 年 4 月から開始された都市ガスの小売全面自由化を受けて、当社供給区域では新規参入した地元の電

力会社との競争が激化している。今後は一定の需要離脱が避けられないうえ、当社が新設した自由料金に

既存顧客が移行すれば実質的な値下げとなる。ただし、需要離脱が想定内にとどまり、さらなる値下げ競

争を回避できれば、当社の収益基盤への影響はおおむね限定的と考えている。また、当面の成長投資拡大

により財務構成が大幅に悪化するリスクは小さいとみている。ガスシステム改革の進展には引き続き留意

が必要だが、以上を勘案して、格付を据え置き、見通しを安定的とした。

(3) 17/ 3 期は原料価格の反転上昇に伴い、スライドタイムラグによる収益押し上げ効果の剥落を主因として、

経常利益は 3 割程度の減益となった模様である。もっとも、発電向けの新規需要開発もありガス販売量が

増加に転じるなど、スライドタイムラグの影響を除けば収益は堅調に推移している。18/ 3 期はガスの需

要離脱や実質的な値下げの影響のほか、原子力発電所再稼動に伴う電力需給緩和もあり、2 期連続の経常

減益が予想される。こうした中、顧客との接点を持つ強みや付加価値サービスの提供などによりガスの需

要離脱を抑制しつつ、成長戦略を着実に進めて中期的に収益回復を図ることが課題である。

(4) 16 年 12 月末の自己資本比率が 49. 5%となるなど比較的健全な財務体質を維持している。新たに策定した

中期経営計画 2020 では、17 年度∼20 年度に累計 7, 000 億円の投資規模を想定する。成長に向けて投資を

積極化することに伴い、当面は有利子負債の増加が予想される。一方、利益蓄積による自己資本の積み上

がりもあり、財務構成の悪化は限定的にとどまる見通しである。今後は M&A を含めた成長投資の進捗と

その成果に注目していく。

(担当)殿村 成信・古川 聖治 ■ 格付対象

発行体:大阪ガス株式会社

【据置】

対象 格付 見通し

(2)

2/ 2

http://www.jcr.co.jp/

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 4 月 17 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:殿村 成信

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「都市ガス」(2011 年 12 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 大阪ガス株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. 非依頼格付について:

本件信用格付は格付関係者からの依頼に基づかない信用格付である。国に対する信用格付である場合を除き、依

頼に基づく格付と区別するため格付記号の後に「p」を表示している。格付関係者からは、信用評価に重要な影響を及

ぼす非公表情報を入手している。

10.J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

参照

関連したドキュメント

計画断面 計画対象期間 策定期限 計画策定箇所 年間計画 第1~第2年度 毎年 10 月末日 系統運用部 月間計画 翌月,翌々月 毎月 1 日. 中央給電指令所

平成 28(2016)年 5 ⽉には「地球温暖化対策計画」が閣議決定され、中期⽬標として「2030 年度に おいて、2013

日本における社会的インパクト投資市場規模は、約718億円と推計された。2016年度の337億円か

平成 28 年度は、上記目的の達成に向けて、27 年度に取り組んでいない分野や特に重点を置

運輸部門では 2020 年までに 2000 年比 40%程度の削減を目指します。.  東京都では、 「東京都環境基本計画」 (平成 20 年

z 平成20年度経営計画では、平成20-22年度の3年 間平均で投資額6,300億円を見込んでおり、これ は、ピーク時 (平成5年度) と比べ、約3分の1の

(6) 管理者研修:夏に、 「中長期計画策定」の演習/年度末の 3 月は、 「管理者の役割につ

これらの状況を踏まえて平成 30 年度に策定した「経営計画」 ・